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保育室での「動きのある遊び」の選択肢を増やそう

天候により外遊びがしづらい時期になると、保育施設から「室内で体を動かして遊べる遊具」についてご相談をいただくことがあります。

そこで、今回は室内での遊び方の工夫とおすすめ遊具について、こども施設へのインタビューを交えながらお届けします。

「静」と「動」のメリハリが、室内遊びをもっと豊かに

室内遊びといえば、絵本の読み聞かせやおえかきなどが定番です。しかし、外遊びができず、毎日同じような遊びが続くと、子どもたちは飽きてしまうこともあります。

そのような場合、子どもを飽きさせない工夫として、「静」と「動」の動きを上手く組み合わせメリハリをつけると、集中して遊び込むことができるようになります。

「静」と「動」の遊びとは?

「静」の遊び

室内で落ち着いて取り組める遊びのことで、集中力や思考力、手先の器用さを育みます。また、情緒の安定や想像力の促進にもつながります。

例: 絵本 / ブロック / パズル / おえかき / ペープサート / ねんど

「動」の遊び

全身を使うダイナミックな遊びです。体力やバランス感覚を育むとともに、ストレスの発散にもなります。身体を動かすことで脳が活性化し、その後の「静」の遊びへの集中力向上も期待できます。

例: マット遊び / トランポリン / ダンス / 園内探検 / 室内用テントでのキャンプごっこ


コラムの後半では、「動」と「静」の遊びにおすすめのおもちゃや遊具も紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。


外遊びができる日は、午前に散歩、午後に室内遊びなど自然とメリハリがつけられますが、外に出られない期間は「静」と「動」の遊びを意識的に組み合わせることが大切です。

お話を伺った施設では、子どもたちのその日の体調や様子を見ながら、遊びの時間配分を工夫しているそうです。

限られたスペースでもできる「動」の遊び

スペースが限られている室内では、広さや環境に応じた工夫が求められます。以下は複数の施設で取り入れられている、限られたスペースでも楽しめる「動」の遊びの一例です。

  • 新聞紙あそび(ちぎる、はちまきや衣服を作って見立て遊び等)
  • フルーツバスケット
  • 椅子取りゲーム
  • トンネル遊び

子どもたちが大きく体を動かせる室内遊びの事例

国分寺エンジェル保育園(認可保育園・定員90名)

  • マット、ふとんを重ねて作ったお山で登り降り
  • トンネル遊び
  • トランポリン

トランポリンは必ず先生1人は補助についており、前や後ろに壁があった場合は壁にもマットを引くなどし安全対策を取られているそうです。いずれも小スペースでできる全身遊びです。

    キッズランドペガサス(企業主導型保育園・定員19名)

    • ボールプール
    • 室内遊具を取り入れたサーキット

    ボールプールやサーキットを取り入れることで普段の保育室から雰囲気が一変。楽しい空間になり、子どもたちも大はしゃぎです。


    コドモンストアでおすすめの遊具・知育玩具


    コドモンストアでは、限られたスペースでも「動」の遊びが楽しめる室内遊具や、「静」の遊びに適した知育玩具を取り揃えています。


    室内用「動」の遊具

    商品名 必要な広さの目安 商品説明
    メッシュトンネル 1m×3.5m メッシュ素材のため中が蒸れにくく、外から子どもの様子もしっかり見えます
    ビルドインバランス EVセット 2m×3m目安
    ※置き方で調整可能
    渡る・登る・降りる・バランスをとる、など室内でも全身をしっかり使って遊べます
    パタパタプール8角形 1.5m×1.5m ボールプールに!使わない時は折りたたみ可能です。
    エアートラックマットS 1m×1.5m  トランポリンのようによく跳ねる、新感覚エアーマット


    集中力をはぐくむ「静」の知育玩具

    商品名 対象年齢   商品説明
    【KUMON TOY】つみつみスロープ 2歳~ 2歳の子どもでも自分でコースを作ることができ、ボールを転がして楽しく遊ぶことで、達成感や創造の意欲に繋がります。
    【KUMON TOY】 NEWくみくみスロープ 3歳~ 「どうすれば最後までボールが転がるか?」を考えながら組み立てることで、自然と集中力・観察力・問題解決力が育まれます。
    Feel Good Cubes Poton -ポトン- 1歳6ヶ月~ 「握る」「離す」「つまむ」などの動作を通じて、指先の発達や集中力が養われるほか、空間認識力や距離感をつかむ力も身につきます。
    つのつのパーティー 0歳~ つまむ、まわす、ころがす、つなげるを組み合わせた複数の遊び方ができ、また遊び方を自ら考えることで脳の発達を促し、色・数の認識を深めます。


    まとめ

    取材したこども施設の方は、「動」の工夫した遊びを取り入れ、全身を動かすことで「静」の遊びだけだと物足りなさそうにしていた子どもたちも笑顔になり、満足そうな様子が見えたとおっしゃっていました。

    また、工夫した遊びに子どもが興味を持って楽しんでくれる様子も伺えたとのことです。

    外遊びできない日が増えるこれからの季節、ご紹介した遊び方や遊具をぜひ取り入れてみてください!

    次の記事 安心・安全な水遊び環境のつくり方 ~子どものプライバシーを守るための取り組み事例のご紹介~