防災士に聞く!防災用品の選び方No,1 ~トイレ~
こんにちは!コドモンストアの高橋です!
コドモンストアのブログ担当として皆様に役立つ情報をお届けいたします。
「防災士に聞く!防災用品の選び方」と題し、
連載でこども施設の皆さまに役立つ防災情報をお届け!
記念すべき第一回は「トイレ」
保育園から毎年災害時の備えについて相談を受けている、
防災士さんにお話を聞いてきました!
少しでも災害時への備えの参考にしていただけると嬉しいです。
今回のポイント
1.食料品を備えればOK?
2.トイレ備蓄の重要性
3.おすすめの防災グッズ
1.食料品を揃えればOK?
まず、私が話を聞いて一番驚いたこと…それは…。
「これは家庭にも言えるのですが、食料品以外ももっと備えるべきです!」
というお話。
私自身、水やパンなどの非常食を自宅や会社に備えてありますが、
確かにそれ以外には備えているものがありませんでした。
かろうじて懐中電灯が置いてあるくらいです。
防災士の方に教えていただいた、まず最初に備えるべきもの、それは・・・
「トイレ」
だそうです。
2.トイレ備蓄の重要性
例えば地震の発生時。
まず考えられるのは上下水道などのインフラが止まってしまうことです。
上下水道の復旧には地震での程度にもよりますが、復旧に1か月以上かかることも想定されます。
そんな中、救援物資として優先して届けられるものは、
「水」と「食糧」。
それ以外の物資はその後に届くということですね。
上下水道が止まってしまった場合、施設のトイレを使っても排泄物を流すことができません。
袋に詰めることになるのですが、それをそのまま置いておくと、食中毒や感染症などの二次災害が発生することもあります。
また、もし避難所に避難することになった場合、仮設トイレを利用することになります。
そこには長蛇の列。
結果としてトイレを我慢してしまい、病気になってしまう方もいらっしゃるようです。
こんな時でもしっかりとトイレができる環境を整えたいですよね。
3.おすすめの防災グッズ
最後に、おすすめの防災グッズを聞いてきました。
「もちろん様々な施設様があるので、一概には言えませんが、
多くの施設では地震で便器ごとこわれてしまうということはあまり考えられません。
便器は施設内のものを使い、排泄物を凝固させて処理するグッズをおすすめしています。」
①非常用トイレ袋 くるくるトイレ
排泄後すぐにジェル化し始める吸水シート付きトイレ袋入
●ロール状のトイレ袋をくるくると引き出して使用します。
●吸水シート入りですぐにジェル化し始めます。
●1枚450mLの水分を吸収。
●紐付の袋で衛生面・臭いに配慮。
●1箱に20枚入でコンパクトに備蓄可能(20枚入の場合)。
●裏面には災害時伝言ダイヤル利用方法を表示。
●ポリ袋とポケットティッシュ付
②災害用トイレセット マイレット
水がなくても固めてポイ!すぐに使える使い捨てトイレ処理セット
●災害備蓄にコンパクトで場所を取らない大容量タイプ。
●B5サイズの床面積に100回分を備蓄できます。
●一人一日分を1パックに。
非常用トイレの一覧はこちら
いかがだったでしょうか?
今後も「いざ」のときのために、防災士と一緒に情報をお届けしていきます。
最後までご覧いただきありがとうございました!
施設にあった備えや補助金ご利用のご相談など、防災士スタッフがご対応いたします。是非、お気軽にご相談ください