安全に・長く使うためのおさんぽ車点検のキホン ~ロングライトバス~
こんにちは!コドモンストアの戸嶋です。
年度末が近づいてきましたが、みなさん備品の点検などはお済みですか?今回は、おさんぽ車製造メーカー「五十畑工業」に聞いたロングライトバスのおさんぽ車の点検のポイントをお伝えします。
適切に点検し、修理や部品交換をすることで、長く・安全にお使いいただけます。新入園児さんたちを迎える前に、ぜひご確認ください。
■プロに聞く!!おさんぽ車点検項目
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- 1.車体全体のゆがみ
- 2.フレームの錆び
- 3.大車輪の表面の凹凸
- 4.左右のブレーキ
- 5.ブレーキロック
- 6.ひどい汚れ、破れ、カビの発生
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1、2の項目に大きな問題がある場合はメーカー修理または買い替えがおすすめです。
3~7は施設でのパーツ交換で対応できますので、コラム内の「パーツ一覧」と「交換動画」をぜひご参照ください。
1. 車体全体のゆがみ
- まず最初に、「ゆがみ」がないかを確認します。車体の前後どちらかに立ち、目線を水平のパイプに合わせ、他のパイプと視点を重ねてずれ(ねじれ)がないかを目視で確認してください。
ずれがあるとおさんぽ車を押す先生の負担も増します。この場合は、メーカー修理を推奨いたします。コドモンストアお問い合わせフォームよりご相談ください。コドモンストア以外でご購入のおさんぽ車も五十畑工業のものであれば対応いたします。
2.フレームの錆び
- ハンドル周辺のフレームの「錆び」は気づきやすいですが、下のほうは錆びていても目につきにくいので、全体をよく確認してください。
軽い錆びがあったら、防錆潤滑剤(KURE 5-56等)を錆びの浮いている箇所に吹き付け、布でこすり落とします。軽い錆び程度なら薄くなり、錆びの進行防止にもなります。
防錆潤滑剤でも落ちない錆びが発生している場合は、メーカーでの修理や買い替えを推奨いたします。
使用頻度や保管状況によって異なるため、おさんぽ車フレームの耐用年数に明確な規定はありませんが、大体5~10年程度が目安といわれています。
雨にさらされる時間が長いと錆が発生しやすくなるため、屋外保管の場合は屋根のある場所でカバーを使用するのがおすすめです。
3.大車輪の表面の凹凸
毎日のおさんぽによる摩擦で大車輪の表面の凹凸が薄くなっている場合は、施設でパーツ交換をすることができます。
4.左右のブレーキ
- 左右どちらかのブレーキの利きが悪くなり安全性に欠ける場合は、ブレーキワイヤーを交換することができます。
5.ブレーキロック
- ブレーキロックをかけたときに、タイヤが回転しているなどブレーキが利きにくくなっていないかどうかも、確認してください。
6.ひどい汚れ、破れ、カビの発生
- ハンモックシートにひどい汚れやカビがついている場合は、水で濡らした布でふき取ってください。アルコールは使用可能ですが、有機溶剤は使用不可です。
ふいても落ちないひどい汚れがあったり、ひどく破れている場合は、シート部分のハンモックの交換がおすすめです。
施設で長年使用されているおさんぽ車のハンモック部分を交換し、「ハンモック部分を取り換えるだけで新品になった感じがしますね!」とのお声も。
大車輪、シートベルト、ブレーキワイヤー、座面などのシート部分(ハンモック)などのパーツは、下記よりお探しください。
おさんぽ車本体はこちら
■買い替え・廃棄のご相談も!
修理で対応できない場合や、避難車としての買い足しでのご相談も承っております。またコドモンストアでは、買い替えでご不要となる古いおさんぽ車の廃棄(有料)も対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください!
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コドモンストア限定発売のおさんぽ車の新色カプチーノが好評発売中です。
ご購入いただきました施設様からは「今までに無かった色なので、特別感があり気に入りました!」と毎日のおさんぽ車にご活用いただいています。