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4歳から始めるプログラミング&STEAM教材「マタタラボ」

こんにちは!コドモンストア商品担当の戸嶋です。
今回はくもん出版のマタタラボシリーズの魅力をお伝えいたします!

STEAM&プログラミング玩具「マタタラボ」シリーズ。
未来を担う子どもたちに新たな学びを提供するツールとして注目され始めています。

・STEAM教育とはそもそもどんな教育法なのか?
・「マタタラボ」は子どもたちにどんな学びを提供できるのか?


音楽家・数学研究者であり、STEAM教育の第一人者でもある中島さち子さんのお話をお届けします!
※当記事はくもん出版によるインタビューを抜粋して掲載しています。

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 Q STEAM教育とはどのような教育法なのでしょうか?

STEAM教育とは、もともとアメリカで始まったSTEM教育に、やはり今世紀はアート、リベラルアーツも重要だとAが加わって生まれた学び方です。
(※STEAM:Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(アート、リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字を取ったもの)

STEAM教育には大きく3つの特長があると思っています。

横断性
アイデアを形にするためには専門性が大事ですが、それが単独ではなくいろいろな専門性の面白い世界をつなぎ合わせていく横断性が必要です。なにか新しいものを創り出す、知ると創るの循環が大事になっていきます。

実践性
プロジェクト・ベースド・ラーニング(課題解決型学習)といわれたりもしますが、自分の身の周りで起こっていることを解決したい、誰かを喜ばせるためにこんなことをしたい、アカデミックの世界でまだ誰にも明かされていないあの謎に挑戦したいなど、リアルなものに対し、自分がこういうのをやってみたいと、プロジェクトを通じて学んでいく。この実践性はSTEAMのとても大事な特長です。

多様性(学習者主体)
一斉に同じことを学ぶというより一人ひとりのアイデア、興味、関心に基づいて行う。そうすることによって、結果も人それぞれのものになってきます。この部分がSTEAM教育の面白いところで、まさにワクワクにつながる部分かと思います。

答えがないこの21世紀。技術が躍進して変わり続ける中で、一人ひとりがアイデアを形にする創造の喜び・自信を育み、未来の価値創造の力につなげていくことこそが学びであるべきです。そのために、いろいろな知の融合であるSTEAM教育を実践していくことが重要だと考えています。
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Q STEAM教育が未来を生きる子どもたちにもたらす効果とは?

一番大事なのは、未来をつくるのは自分たち一人ひとりだという意識が芽生えることかと思います。そして、特に大事な3つの力を挙げるとすると、コンセプト力、試行錯誤力、ワクワクする力があります。

コンセプト力
答えがないだけでなく、同時に問いもない時代のなか、自分なりに新しいビジョンや考え方、より人に伝わりやすいストーリーにするコンセプト力は、21世紀を生きる上で大事な力になります。
 
試行錯誤力
今までにないものを生み出すためには試行錯誤ができる力が重要です。失敗力とも言い換えられます。
失敗には大きな学びがあるだけでなく振り返り力がセットとなっていて、自分の行動を俯瞰して振り返ることで、失敗なく成功するよりもはるかに深い学びが得られます。

ワクワクする力
好きなことが見つからないと悩んでいる方も多いかと思いますが、分かりやすく「これ!」と見つからなくても、少しでも「面白い!」と感じた自分の心の動きを大切にすること。その量や質を他人と比較するのではなく、
自分のペースで掘り下げるということが、ワクワクする力だと思っています。未来はすごい人たちや大企業が作るのではなく、新しい幸せ・生き方・働き方・学び方を得るために、本当に一人ひとりのアイデアや試行錯誤が社会にとって大事な価値になっていきます
そして、そのような参加型、共創型の未来社会をどう作っていくのか。この点においてSTEAM教育が果たせる役割は重要です。
これは子どもだけでなく、大人も含めみんなに関わる話だと考えています。

Q 幼児期に大切にしたいSTEAMの活動とは?

子ども時代というのは感性の塊。いろいろなことを発見し、感動し、驚き、衝撃を受けという時代なので、デジタルも良いのですが、やはり五感をフルに使える遊びや学びがいいと思います。自然の中や外での砂場遊びも実は知があふれていて、手を使って遊んでいるうちにいろいろな発見を繰り返しています。「楽しさの中にこそ学びはあふれている」という考え方がありますが、遊びや楽しいことに真剣に向き合っている中で見えてくる学びは大切です。

また、その子らしい学び方を伸ばし、その価値に気付けると素敵ですね。
一見、何かぼーっとしているなと見えるときでも、実はすごく深い学びに没頭していることがありますので、
それぞれのやり方、ペースを大事にするのがいいと思います。

そして、ちょっとずつ成長するにつれて、一人ではなく、誰かの助けを借りることでできたり、なかなかできないけれど、もうちょっと頑張ったらできるのではないかと葛藤したりすることも出てきます。
そんなときに、「あんなことができてすごいな」「どうやってやったのかな?」「自分もやってみたいな」と自分の周りにある小さな憧れを見つけて、そこに向かって何かを生み出す、あるいは、一人ではなく身近な憧れの人と一緒になって創造する。この辺りが幼児期ではとても大事なことです。
ご家族やお友達と一緒になって、新しい自分を見いだしていくという日々ができると、すてきだなと思います。

ロシアの心理学者レフ・ヴィゴツキーが提唱した「発達の最近接領域理論」を同志社女子大学上田信行名誉教授が「憧れの最近接領域理論」と言い換えていますが、明日の自分に向かって誰かと一緒に背伸びして挑戦してみる・・・というような領域はとても大事だと思います。

Q 「マタタラボ」の魅力は何でしょうか?

「マタタラボ」は何より最初にかわいいと思いました。女の子から見ても男の子から見ても、すごくかわいいデザインで愛着がわきます。みんながマタタラボと一緒に遊びたいという気持ちになり、お友達のような感覚で遊べるところが良いと思います。
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あわせて全体的なデザインや作りがすごく直感的であるのが特長的です。大きさも子どもたちが手に取ってやりやすくちょうどよいサイズだと思います。ブロックを並べてプログラムを組んで、「えい!GO!」と「ボタンを押す」という流れが、非常に“五感”に訴えるものになっています。みんなでマタタラボを周囲から360度で囲んで、固唾を飲んで「GO!」からロボットの動きを見守ることができるのが良いですね。

いろいろなプロジェクトが載っている「チャレンジブック」などが付いている点も良いですね。

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基本がつかめてきたら、今度は自分たちで「じゃあ、ここに置いてみよう」「障害物をここに置いたら?」などお互いにオリジナルプロジェクト(問題)を作り出す姿もどんどん生まれ、とても面白いと思いました。

いろいろな問題設定を考えながらより相手を喜ばせたい、面白がらせたいという気持ちも出てくる、そこがマタタラボの良いところです。このマタタラボのかわいさとデザインとシンプルな設計が、子どもたちの想像力や自由な論理力を掻き立て、小さい頃からみんなでコーディングを楽しむことができると感じます。

Q  「マタタラボ」ではぐくむ能力とは?

「マタタラボ」から学べることはたくさんあります。

論理的思考
スタートからゴールまでロボットを動かすためにはどうしたらいいか。実際にブロックでプログラムを組んで、ロボットを動かし、その動きを見る、という五感を使うフローを通して論理的な部分がだんだん分かっていきます。手順としてこれとこれをこういうふうに組み合わせると、こういうことができるというアルゴリズムの考え方をマタタラボで遊ぶことを通して学べるのは、とても意味があると思います。

問いを作る力
ただ言われたことをクリアするだけでなく、子どもたちは想像力が豊かなので、「自分ならこんな問いにしたい」、「こういう環境設定でこうしよう」、「もっと大きくしたらどうなるか?」など、どんどん考え出します。この問いを作る力につながる点も大事なところです。

コミュニケーション力
「私ならこうする!」など、やりながら自然と会話が生まれたり、新しいアイデアを思いついたり、何かを発見した子がどんどんしゃべったり。みんなで一緒になって考え、トライし、感動したり落ち込んだりするという、コミュニケーションにつながっていくところがとても大切です。

創造力・クリエイティビティ
付属のステージを越えて、自分で考えたステージで街中をもっと走らせたり、マタタラボをどういうふうに着飾れるかを考えたりと、子どもたちの創造力はどんどん湧いてきます。この自由な発展を考えることができる点もマタタラボの魅力だと思っています。

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