こども施設で取り入れたい猛暑対策 ~ミストの選び方、設置のポイント~
猛暑日が年々増えるなか、先生方からコドモンストアへの暑さ対策についてのご相談も増えております。
特に今年は、シェード等での日除けで暑さ対策を行っている施設も多いですが、日よけに加えてミストによる気化熱を利用してより快適に過ごせるように対策をされることも増えています。今回はシェードとミストの暑さ対策の違いと子ども施設でのミスト導入について詳しくご紹介していきます。
暑さ指数について
暑さ指数とは?
こども施設では、「暑さ指数」を基準にプールや外遊びの実施を判断されているかと思います。改めて、暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)とは、人間の熱バランスに影響の大きい以下の3つの要素から成り立つ温度の指標です。
①湿度 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境 ③気温
※環境省「熱中症予防情報サイト」から引用
シェードとミストそれぞれのメリット
シェード
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ミスト
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シェードなどの日除けは、紫外線や日光などを遮り体温上昇を妨げるので②の熱環境には非常に有効。しかし、湿度や気温を下げる直接的な効果としてはやや弱めです。
一方で、①湿度 ③気温に有効なのがミスト。 ミストは微小な水滴を霧状に噴射し、蒸発するときに周囲から熱を奪う(気化熱)ことで周囲の温度を下げ涼しくする効果があり、近年多数の施設が導入しています。
ミストを設置した場合と設置しない場合の温度変化
こちらの実験データでもミストが周辺温度を下げる効果があることがわかります。(実験データ:株式会社丸山製作所「ユニバーサルミスト MUM602-1」商品紹介用データ)
日除けできる屋根は以前からありましたが、ミストをつける前と後では体感温度が全然違う。ミストがあると子どもたちのテンションも上がります!
こども施設で使うミストの選び方のポイントや設置&使用方法について
次にこども施設で使うミストの選び方や具体的な設置方法についてご紹介します。
こども施設で使うミストのおすすめポイント
- ・目が細かいもの
- ・天井など高い位置につけることのできるもの
設置場所
こども施設での設置場所
- ・固定できる場所があればチューブを耐久性のある結束バンドで固定
- ・ 固定できる場所がなくてもワイヤーを張り結束バンドで固定
ミストの活用方法
- 実際にミストを取り入れている施設ではこんな使い方をしています。
- ・暑さ指数が基準値を下回ったときの外遊び
- ・玄関や登降園の通り道に
- ・暑い時期のイベントでの本部テントや観覧用テントに
設置時の注意点
●こんな場所は避けましょう!
- ・ノズル部分に子どもが手の届くような低い場所
- ・本体が濡れるような場所、直射日光があたる場所
●オフシーズン時はノズルの取り外しを
- 噴射口に砂塵が入ってしまうと故障の原因となるため、オフシーズン時はノズルを取り外し別で保管するようにしましょう。
実際に導入した施設の声
外遊び前にミストのスイッチを入れて、遊ぶ場所をあらかじめ涼しくして取り入れています!制限はありますが外遊びできるスペースが増えたため非常に重宝しています
ミストをつけた分、ホースで水を撒くことが減ったので、水道代もあまり変わらない気がします
実際にミストを導入した施設からはこのようなお声をいただいています!
コドモンストアではミストのほかにも暑さ対策の用品を取り揃えております。見積書発行も可能ですので、ぜひお気軽にお問合せください。