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比較検証!水遊び環境の安全性を高めるベストな床材とは?

こんにちは、コドモンストアの戸嶋です。

日差しも強まり、新緑も日に日にあざやかになってきました。水遊びの開始ももうすぐですね。
そこで、子どもたちのより安全な水遊び環境の整備にお役立ていただけるよう、水遊びまわりの床材として使われることの多い6つの商品の比較実験を行いました。ぜひ参考にしてみてください。

濡れた床は滑りやすく、転倒などの事故の危険性が高まるため、滑りにくく、万が一転倒した際にも大きなけがをしないよう衝撃吸収力が高い床材を使用することが重要です。

人気の6商品を安全性で比較

今回は水遊びの床材として使われることの多い6商品を比較しました。

まずは、安全性について比較していきます。検証項目は以下の2つです。
・対象の商品がどの程度滑るか
・対象の商品がどの程度衝撃吸収するか

安全性で選ぶなら「バイオクッション」「タッチマット」

●比較実験① 滑り止め効果

・実験方法
各製品に霧吹きで水を10回かけ、約340gのおもりを乗せた状態で傾きを加えました。重りが動いた瞬間の傾きの高さの値を計測しました。

・実験結果
<滑りにくさ>
1位 バイオクッション
2位 タッチマット
3位 お風呂マット
その他、パタパタマットやゴムチップはおもりがやや抵抗しながら滑り落ちるのに対し、ブルーシートは抵抗なく滑り落ちていきました。

●比較実験② 衝撃吸収力

・実験方法 
床から1ⅿの高さから、ゴルフボールを落下させ、ボールが地面から跳ね返った高さを計測しました。高さが低いほど衝撃を吸収したことになります。
・実験結果
<衝撃吸収力>
1位 バイオクッション
2位 タッチマット
3位 パタパタマット
最も衝撃吸収力が高かったバイオクッションは最も衝撃吸収力が低かったブルーシートに比べて、衝撃を約1/6程度に抑えることができます。

●総合評価

1位:バイオクッション


 

今回行った実験で最も評価が高かったのはバイオクッションです。衝撃吸収力に優れ、水はけもよいため滑り止め効果も高いという結果となりました。10年以上使用している施設も多く、耐久性も申し分ありません。

バイオクッションを使用している施設の声>
「適切な手入れをすることで、長期間使用できるという点が気に入っており、耐久性に優れていると感じています」

 

2位:タッチマット

 

保育施設でよく使われているロングセラー商品です。スペースに合わせてカッターで切り、ぴったりと敷き詰めることができます。豊富なカラーバリエーションも魅力。

タッチマットを使用している施設の声>
「とても水はけがよく設置もしやすいため、夏の間だけ出し仮設プールのプールサイドとして使用しています。収納も幅をとらないためとても気に入っています」

 

3位:パタパタマット

設置・収納のしやすさ、手入れのしやすさを重視する場合は、パタパタマットがおすすめです。
誰でもカンタンに敷くことができ、収納時には折り畳むことができるため省スペースでの収納が可能となります。
今回の検証では滑りにくさにやや不安がありましたが、子どもたちが歩く部分にはタオルを敷くなど、施設の運用にあわせた工夫をおすすめします。
<パタパタマットを使用している施設の声>
「当園は、園庭がなく限られたスペースで水遊びを行います。その際の床材としてパタパタマットを選択しました。必要な時だけ敷き、収納する時も省スペースで収納できるので、非常に満足しています」
今回実験で使用した床材などを含むプール・水遊び用品はこちらをご覧ください。
安全で楽しい水遊びにお役立ていただけたら幸いです。
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