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防災ずきんとヘルメット、緊急時の備えにどちらを選ぶ?

こんにちは、コドモンストアの戸嶋です!

保育園のみなさまからのご要望を受け、コドモンストアではこれまでも防災用品の選び方についてご紹介してきました。

今回は、もしもの時に備えておきたい防災ずきん・ヘルメットそれぞれのメリット・デメリットと、施設の環境におけるおすすめの選び方をまとめてお伝えいたします。

1. 防災ずきん・ヘルメットそれぞれのメリット・デメリット

防災ずきんを選ぶメリットとしては、「防炎性」があげられます。とくに(財)日本防炎協会認定製品の防災ずきんは、防災性能が備わっていることはもちろん、洗濯により性能が保持される選択性能についても厳しいテストをクリアしており安心です。
頭上に物が落ちてきた場合の衝撃吸収性においても一定の基準を超えているものの、避難経路に高いビルが多い地域では、より高い衝撃吸収性をもつヘルメットの検討をおすすめします。
厚生労働省が定めた安全基準をクリアしたヘルメット(保護帽)は、頭上1mの高さから5㎏の重りを落としたとき、その衝撃を1/10以下に軽減できます。

2. こども施設で選ばれる基準

それぞれにメリット、デメリットがあるなか、実際に施設のみなさまはどのような基準で防災頭巾/ヘルメットを選んでいらっしゃるのでしょうか。
複数の施設にて、その理由をお聞きしてみました。

■防災ずきんを選んだ理由
・昔から使われているため安心感がある
・ヘルメットより被りやすく軽いため
・かさばらずに収納の際に場所をとらない

「未満児さんはヘルメットをかぶるのが難しいため、防災ずきんにしている」というお声もありました。
子どもと保育者の負担を考えたうえで、こうした使い分けをされていらっしゃるようです。

■ヘルメットを選ぶ理由
・避難時、頭上から何か落ちてきた際の安全性を考え、ヘルメットを採用している
・ヘルメットは重いという印象があったが、子ども用の軽量素材でつくられているものや折り畳み式のヘルメットなどもあり、買い替えのタイミングでヘルメットをとりいれた。

ヘルメットのメリットは、やはり衝撃吸収性の高さです。

自施設から指定避難所の経路を見直し、自施設に備えておくべきはどちらなのかを改めて確認してみましょう。
また、技術の向上により高い衝撃吸収性をもつ軽量ヘルメットや折りたたみヘルメットも開発されていますので、重さや保管場所がネックとなっている場合は、点検・買い替えのタイミングで運用に合う商品が出ていないかを確認してみるのもよさそうです。

3. 防災ずきんとヘルメット、いいとこどりという選択肢

  
(4歳身長100㎝ Ⅿ/Lサイズ着用)

コドモンストアでは、防災ずきん・ヘルメットそれぞれの良さを合わせ持つ「IZANO CAP2」という商品を取り扱っています。
未満児でもかぶりやすい「いつもの帽子」と同じ形状で、手間取らず着脱することができます。

 ■衝撃吸収性の高さ
帽子の内側には耐衝撃プロテクターがついており、防災ずきんの3倍以上の衝撃吸収力があります。耐衝撃プロテクターは外すことができるので、布の部分が汚れてしまっても洗うことができるため安心です。

 ■防炎性の高さ
(財)日本防炎協会の認定を取得した生地を使用しており、防災ずきんと同じく火災時に火の粉から頭、首のうしろを守れます。

■折りたためてかさばらない
コンパクトに折りたためるので、ヘルメットはかさばるから園で保管できない…というお悩みにも対応できます。

<使用施設の声>

東村山市立天王森保育園 松原園長先生

「以前は、昔ながらの防災ずきんを使っていましたが、防災ずきんを被った時に、声が通りにくくなってしまうことや視野が狭まることが気になっていました。
IZANO CAP2を初めて見たとき、コンパクトながらしっかりと頭を守ることのできる構造にとても惹かれました。
帽子タイプなので、視野も狭まらず、雨天時でもツバがあるおかげで視界が確保できます。耳が塞がることもないので、声も通りやすくとても気に入っています。

またかさばらないので収納時も場所をとりません。防災ずきんを使用していた時の半分くらいのスペースになっています。」

コドモンストアでは、他にも防災ずきんやヘルメットを取り扱っています。
昔ながらの形をした幼児用防災ずきん、乳幼児用ずきん
子ども用折りたたみヘルメットオサメットJr
気になる方はこちらをご覧ください。

また、防災ずきんやヘルメットの他にも施設に備えておきたい防災用品はほかにもあります。
年度のはじめに備えを見直し、非常時に対応できるようにしましょう。
防災用品はこちら


施設にあった備えや補助金ご利用のご相談など、防災士スタッフがご対応いたします。是非、お気軽にご相談ください。

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