おひるね布団の適切な管理とは?
~お手入れ方法と他施設の入れ替え事例をご紹介~
こんにちは。コドモンストアの戸嶋です。
毎日使うおひるね布団。子どもの嘔吐やおもらしもあり、手入れは大変ですよね。 お手入れの負担が少ない寝具に入れ替えたくても、全クラス分の入れ替えは予算の都合上難しいことも。
そこで、おひるね布団のお手入れ方法と、入れ替えについて、コドモンストアで調査を実施しました。
寝具のお手入れ方法
保育施設向けの寝具を製造しているメーカーに、綿ぶとん、コット、マットそれぞれのお手入れ方法を伺いました。
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<綿ぶとん>
- ●片面を2時間くらい日に干す
- ●1年に数回、布団乾燥機をかける
- ●3~5年ごとに布団の打ち直し
- <コット>(コット”かるつよ130”の場合)
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- ●水で薄めた中性洗剤を布に含ませ拭き洗い
- ●汚れがひどい場合はメッシュ部分、ステンレス部分含め全体の水洗いも可能
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<マット>(おひるねマット”アエルⅡ”の場合)
- ●定期的に外カバーを洗濯(洗濯機可能)
- ●汚れが気になる場合は、本体カバーを洗濯(洗濯機可能)、中心材は水道やシャワーで水洗い
- ●熱湯・塩素消毒も可能
メーカー推奨のお手入れ方法によると、綿ぶとんは子どもの人数分の日干しや布団乾燥機をかける手間と、打ち直しの費用がかかります。一方、コットやマットは綿ぶとんに比べるとお手入れが簡単で、施設でのお手入れで完結します。
お手入れの負担や劣化を考慮して綿ぶとんからマットやコットに入れ替えを検討されている施設はありますが、一斉に入れ替えるのは予算の都合上難しいという声もお聞きしています。
では、マットやコットを現在使用している施設ではどのようにして入れ替えられたのでしょうか?綿ぶとんと併用しているという施設からもお話を伺いました。施設のみなさん教えてください。寝具入れ替えについて
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Q. 今使用している寝具は?
【施設A】
0歳児はマット。1~5歳児は綿布団を使用しています【施設B】
0歳児は綿ぶとん、1~5歳児はコットを使用しています【施設C】
マットです。以前は大きい綿ぶとんを使用していましたが、毎年1学年ずつマットに入れ替えていっています-
Q. 寝具の入れ替え/買い替えのタイミングについて教えてください
【施設A】
マットは良いのですが価格が高いので、0歳のみ許可が下りました。それ以外は損傷のひどいものを都度買い替えてます
【施設B】
当時の新型コロナウィルス感染症の補助金が出た時に1~5歳児の綿ぶとんをコットに入れ替えました
【施設C】
布団の見直しをしていたタイミングで交換。定員100名で一気に入れ替えは無理なので、毎年1学年ずつ購入しています
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Q. 入れ替え時に重視したことは?
【施設A】手頃な価格かどうかです
【施設B】お手入れのしやすさを重視しました
【施設C】
お手入れ方法。丸洗いできて軽いのが決め手。
あまり頻繁ではありませんが、おもらし、ミルクの吐き戻し、シラミが出た時などに丸洗いをしています
補助金活用や0歳児クラスのみ、もしくは毎年学年ごとに入れ替えをするなどさまざまな工夫をされているようです。また入れ替え時にはやはりお手入れのしやすさが重視されていますね。
入れ替え時に重視したいその他のポイント最後に、寝具の入れ替えについて、実際に寝具を購入する際はお手入れのしやすさ以外にも事前確認していただきたいポイントがあります。
- ●スペース
- コットは折りたためないので収納スペースが確保できるか確認してから導入を
- 午睡中、広げて並べた時に部屋に収まるか
- ●他に必要になってくるもの
- シーツやカバー類など、なにが必要か
今回は寝具のお手入れ方法・入れ替えについてご紹介いたしました。
入れ替えが容易にできない寝具ですが、どの施設でも工夫して子どもたちのお昼寝環境を整えられていることがわかりました。是非参考にしてください!
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