コンテンツにスキップ

安心・安全な水遊び環境のつくり方 ~子どものプライバシーを守るための取り組み事例のご紹介~

暑い季節、水遊びは子どもたちが楽しみにしている活動のひとつです。その一方で、近年は安全対策やプライバシーへの配慮がますます重視されており、こうした観点から対策を講じている施設も増えています。

今回は、水遊びを安心・安全に楽しむための基本的な環境づくりのポイントとともに、子どもたちのプライバシーを守るための取り組みを行う施設の事例をご紹介します。

1.安全な水遊び環境づくりの3つのポイント

事故を防ぐための環境整備

水遊びエリアでは、転倒や滑りによる事故を防止し、子どもたちが安全に遊べるよう、滑り止めのあるマットやクッション性のある床材を使用するのがおすすめです。また、水遊び用のおもちゃや備品は、子どもたちの動きやすさを考えて配置しましょう。通路をふさがないようにすることで、スムーズに動けて衝突防止にもつながります。

暑さ・日差しを防いで熱中症対策

日差しの強い日には、日除けシェードやテントを活用して日陰をつくることが大切です。特に水場では日差しの照り返しが強くなるため、こまめな水分補給とあわせることが熱中症対策になります。

子どもたちを守るための防犯対策

水着姿で遊ぶ子どもたちの盗撮を防ぐための防犯対策も忘れてはなりません。特に外から水遊びエリアが見えやすい立地の施設では、目隠しなどの工夫が必要です。

今回は「プライバシーに配慮した防犯対策」に焦点をあて、具体的な事例をご紹介します。

2. 子どもたちのプライバシーを守るための他施設の取り組み事例

※以下事例で実際に使用されている商品については、後半の商品紹介欄をご覧ください

事例1:サイズの合った「目隠しシート」で安心感を向上(Y保育園)

Y保育園では、2階のテラスが水遊びの場として使われており、通行人からの視線が気になる環境でした。そこで、外部からの視線をしっかり遮るために、サイズ調整が可能な目隠しシートを導入しました。

市販品では隙間が生じてしまうこともありますが、設置場所に合わせてサイズを測り、たるみなくぴったりフィットする形で設置したことで、隙間をなくし視線を遮ることができるようになりました。


画像1
遠くから見た様子
画像2
遠くからの視線は遮りつつ、
通気性は損なわないため子どもたちも快適


設置場所のサイズにあったものを選んだことで、隠したい場所がしっかり隠れており非常に満足しています。園の前の通りから見ても子どもたちの姿は見えないので、安心して水遊びができています。


事例2:上からの視線を防ぐシェードの設置(M保育園)

2階の屋上園庭にプールを設置しているM保育園では、周囲に建物が多く、上からの視線が気になるという課題がありました。

そこで、園庭上部に大きなシェードを設置し、日差し対策と同時に視線対策も行うことに。


暑さ対策として導入しましたが、同時に周囲の建物からの視線を遮る役割も果たしており、安心感があります。保護者の方も、目隠しができたことで安心感を持たれている方が多い印象です。


事例3:簡易な屋外カーテン・パーテーションの活用(I保育園)

I保育園では、屋外に簡単に設置・撤収できるパーテーションを導入し、必要なときに必要な箇所だけ目隠しスペースを確保できるようにしています。

また、折りたたんで収納できる製品を選んだことで、使用しないときはスペースをとらずに保管でき、日常保育の動線を妨げることもありません。


園の周りに視線を遮るものがないため、周囲から丸見えにならないように、以前から目隠しの方法には工夫してきました。パーティションを取り入れたことで、視線を気にせずに保育に集中できるようになり、保護者の方から「しっかり対策されていて安心ですね」と言っていただけることもあります。

 

 

3.コドモンストアおすすめ商品紹介

コドモンストアでは、水遊び時の安全を守るための商品を多数取り扱っています。商品の中には、現場の先生たちの声をもとに開発・改良したアイテムもございます。


※「目隠しシート おそとガードくん」はサイズ:高さ1.2m × 横幅3.6m、シート1枚あたりの参考価格です。
※設置用のロープ等はオプション(別売)となります。

子ども・先生・保護者、みんなが安心できる水遊びを

安全な水遊び環境を整備することは、先生方が子どもたちの保育に集中できるとともに、子どもたちの健やかな成長と保護者の安心にもつながります。施設の状況やお悩みに応じた商品のご提案も可能です。お気軽にご相談ください。

前の記事 保育室での「動きのある遊び」の選択肢を増やそう
次の記事 コドモン活用をスムーズに進めるために